こんにちは。COOKlife広報担当のMです。
11月も後半になると、日中の冷え込みがぐっと増してきますね。
寒さが深まるこの季節は、野菜のうまみや甘みがぎゅっと濃くなる時期。食卓にも旬ならではのおいしさが並びます。
そんな“おいしい秋”は、実は子どもたちにとって「野菜がちょっと好きになるチャンス」でもあります。
子どもが野菜を苦手に感じる理由はさまざま。
香りや苦味、かたい食感にびっくりしてしまったり、過去の印象から「これはイヤ!」と決めてしまったり…。
でも、旬の野菜は味が濃く、自然な甘みも増すため、いつもより「おいしい」と感じやすいタイミングなのです。
〈食べやすくなる工夫〉
「苦手」と思っていた野菜でも、調理の工夫で食べやすさがぐっと変わることがあります。
ここでは、11月が旬の野菜の中から、子どもがチャレンジしやすい食べ方のアイデアをご紹介します。
● 長ねぎ
ピリッとした辛みや香りが苦手な子も多いですが、火を通すことでとろっと甘くなります。
斜め切りにしてグリルで焼くだけでも、やさしい風味に。
味噌汁やスープに入れると旨みが出て、知らないうちにパクッと食べてくれるかもしれません。
● ごぼう・れんこん
香りや食感に特徴のある根菜類。
下ごしらえの際に長めに水にさらすと、香りをやわらげることができます。
薄く切ってきんぴらにしたり、煮物などの甘めの味付けにすると食べやすくなります。
また、すりおろしてポタージュにすれば、なめらかでやさしい味わいに。
● 白菜
クセが少なく使いやすい野菜ですが、たくさん食べると飽きてしまうことも。
そんなときは、牛乳や生クリームを使った「ミルク煮」にすると、まろやかで洋風の味わいに。
豚肉やベーコンと合わせると、甘みが引き立ち食べやすくなります。
〈「ちょっと食べられた」が自信になる〉
一度「きらい」と思ってしまった野菜も、「これなら食べられるかも」という体験があるだけで、意識は大きく変わっていきます。
「どうせムリだし…」とあきらめず、切り方や味つけを少し変えてみる。
そんな小さなひと工夫が、子どもとの距離を少しずつ近づけてくれます。
今が旬の野菜は、味も栄養もとびきり。
この季節のおいしさをきっかけに、子どもたちの「野菜っていいかも!」という気持ちを育てていけたらうれしいですね。