カルシウムは、子どもの骨や歯の成長には欠かせない栄養素です。
ただし、「牛乳を飲めば大丈夫!」というわけではありません。
ここでは、カルシウムを上手にとるコツと、成長をサポートする習慣をご紹介します!
〈カルシウムはなぜ必要?〉
カルシウムは骨や歯の材料になるだけでなく、筋肉を動かしたり神経の働きを整えたりする役割も持っています。
不足すると…
・骨が弱くなり、骨折しやすくなる
・神経のバランスが崩れ、イライラしやすくなり、集中力も続きにくくなる
子どものころからしっかりカルシウムをとることが、将来に向けた丈夫な心と体づくりのカギになります。
〈カルシウムを上手にとるコツ〉
① いろいろな食品からとる
牛乳や乳製品はカルシウムを多く含む食品ですが、骨をつくるにはカルシウム以外の栄養素も欠かせません。
様々な食材を食事に取り入れることで、骨づくりに必要な栄養をバランスよくとれます。
例:小魚、大豆製品、野菜、海藻
② ビタミンDやビタミンKも意識する
ビタミンDはカルシウムの吸収を促してくれます。
例:鮭、鯖、しらす、きのこ
ビタミンKはカルシウムが骨に定着するのをサポートします。
例:納豆、乾燥わかめ、ブロッコリー、ほうれん草
③ 外で体を動かす
外で遊ぶことは骨に刺激を与えるだけでなく、日光を浴びることでビタミンDが体の中でつくられる助けにもなります。
カルシウムは「とる」だけでなく、吸収され、骨に定着してこそ力を発揮します。 毎日食事と生活習慣を工夫しながら、子どもの骨と心の健康を育てていきましょう!